家庭学習の習慣を身につけるために①


一緒に見てあげよう 

「宿題やりなさい!勉強しなさい! 子どもに言っても全く言うことを聞かない」 
こんなケースをよく耳にします。 

似たことで 
「うちの子はピアノ教室に行って練習はするけれど、自宅では全くしない。」 
と頭を抱えているお母さんもいます。 
そこには、お子さんがピアノを家で練習しない原因があるのです。 

まずは、習慣がつくまでお子さんの横に座って10分ぐらい付き合ってあげることです。 
家庭学習も同様で、一人で学習するのはつまらなくて、つらいことなのです。 
習慣化するには最低3~4ヶ月、 
親が、我慢強く横で見て支えてあげることです。




家庭学習の習慣を身につけるために②


家庭学習を毎日させよう 

家庭学習は、とにかく毎日続けることが大切です。 
まさに、継続は力なりです。 

しかしながら、 
休日にスポーツをしたり、 
家族でお出かけをしたりして、 
疲れて家庭学習どころではない場合もあるかと思います。 

その場合は、スポーツやお出かけをする前に 
家庭学習を済ませておくのも一つの方法でしょう。 

どうしてもできない日が決まっている場合は、 
前日にできない日の分をやっておくようにし、 
家庭学習の習慣を確立させましょう。 




家庭学習の習慣を身につけるために③


家庭学習は、短時間で集中させましょう 

学力を伸ばすためには、 
ふつう、2時間も3時間も長く勉強させることが良いと思いがちです。 

しかし2~3日ならなんとか勉強に集中しますが、 
毎日ずっと長時間やらせていると、 
知らず知らずのうちに勉強が嫌いな子になってしまいます。 

短時間で集中して勉強することが長続きのコツですし、 
学習習慣づくりのポイントです。 

だらだら長くやっていても、 
体も頭も疲れるだけです。




家庭学習の習慣を身につけるために④


子どもが家庭学習をしているときは、テレビを消しましょう 

テレビ見ながらの勉強はもちろんいけませんが、 
テレビの音が聞こえるような環境では、子どもは勉強に集中できません。 

もし、テレビの音が聞こえるようでしたら、 
テレビを消しましょう。 

静かに学習できる環境を作ってあげるのも 
子どもに家庭学習を身につけさせるための親の役目です。




家庭学習の習慣を身につけるために⑤


生活のリズムを整えましょう 

家庭学習の習慣を身につけるためには、 
家庭での生活リズムを整えることが大切です。 

「早寝、早起き、朝ごはん」は、生活リズムの大原則です。 

学校でも家庭でも、いきいきと元気に学習に取り組むために、 
ぜひ早く寝かせ、早く起こし、朝ごはんをしっかり取らせましょう。 

就寝時間は、それぞれの家庭の事情があるかもしれませんが、 
小学校低学年でしたら9時間以上、 
高学年でも8時間以上の睡眠は確保したいものです。




家庭学習の習慣を身につけるために⑥


子どものがんばりを認めてあげましょう 

家庭学習の習慣づくりには、 
親や教師が子どものがんばりを認め、 
誉めたり励ましたりするということが必要です。 

誉めたり、励ましたりすることで自信がつき、 
進んで学習しようという意欲が高まるのです。 

反対に親が口うるさく強制したり、 
間違いを、きつくとがめたりすると逆効果です。





家庭学習はなぜ必要①


新しい学習指導要領では、 
家庭と学校が連携を図りながら、子どもの学習習慣を身につけさせることや、 
予習・復習、宿題など、家庭学習の取組の重要性を指摘しています。 

全国学力・学習状況調査の設問の1つに 
「学校の授業以外に普段(月~金)1日当たりどれくらいの時間、勉強をしますか」 
がありますが、 
千葉県の小・中学校では、 
「全くしない」と回答した児童・生徒が、 
全国より高い傾向が続いています。 

学校はもとより、 
家庭での学習習慣を定着させ、学力の向上を図る必要があります。





家庭学習はなぜ必要②


全国学力・学習状況調査の結果において、 
「家で自分で計画を立てて勉強している児童、家で学校の宿題をする児童、家で学校の授業の予習・復習をする児童の方が正答率が高い」という結果が出ています。 

中学生においても同様の結果であり、 
家庭学習の継続的な取組が学力の定着に深く関わるといえます。