千葉県の絶滅危惧種ヒメコマツ 成長の様子
2024年12月10日 10時24分12月10日火曜日、真澄空!
お日様に当たっているヒメコマツ、元気に成長しています。
樹液が出たので触ってみました。
ふっくらとしずくのようで表面は乾いています。
傷ついた樹皮、ヒメコマツ自身が身を守るために樹液を出しています。命の力強さを感じます。
12月10日火曜日、真澄空!
お日様に当たっているヒメコマツ、元気に成長しています。
樹液が出たので触ってみました。
ふっくらとしずくのようで表面は乾いています。
傷ついた樹皮、ヒメコマツ自身が身を守るために樹液を出しています。命の力強さを感じます。
千葉県絶滅危惧種ヒメコマツ系統保存サポーターとして、毎年、千葉県生物多様性センターに成長の様子を報告しています。今年も計測し、成長の様子を報告しました。
背丈は、180cmで、昨年の146.5cmから、33.5cm成長しました。高さとともに、枝が横にも広がり、順調に育っています。
今後も、しっかり見守っていきたいと思います。
計測に行く途中に、オレンジ色の実を見つけました。柿がなっていました。やっと秋の気配が感じられます。
わずか11日間に、こんなに背が伸びました。気温が高かったのと雨の量が多かったからかな!と思っています。
2024年4月16日 2024年4月27日
1月27日土曜日 千葉県生物多様性センター主催の房総ヒメコマツ観察会に行ってきました。
今回はヒメコマツの保護・回復のための豊英島にある植栽試験地を見てきました。
場所は、清和県民の森木のふるさと館 駐車場から車で5分程のところにあります。豊英島は君津市の豊英湖にある島です。小糸川の浸食によって形成された断崖に囲まれており、島へは通常は施錠されている吊り橋を渡って入ります。
山道の入口から少し上り尾根沿いに登ると、切り立った崖に根付いているヒメコマツを見ることができ、厳しい環境で生きのびるヒメコマツのたくましさを目のあたりにしました。
モミなどの実生はたくさん目にしたけれど、千葉県の絶滅危惧種ヒメコマツの実生は素人の私では見つけられませんでした。力強く生きるヒメコマツの実生が立派な成木へと育ってほしいです。
この場所を管理している「ちば千年の森をつくる会」から活動についてのお話もありました。
写真のようにヒメコマツの葉が黄色くなってます。
ヒメコマツは針葉樹で、古い葉が落ちる前に黄葉してるだけなので心配ないとのことです。
黄色くなった葉を手で優しく落としたら、緑色が映えて活き活きとして見えます。
千葉県絶滅危惧種「ヒメコマツ系統保存サポーター」として、千葉県生物多様性センターに成長の様子を報告します。
年に一度の計測日。背丈は、146.5cmでした。高さとともに、横にも広がり、順調に育っています。
今年も、しっかり見守っていきたいと思います。
今日9月9日(土)は、重陽の節句、長寿や健康を祈願する五節句の一つです。自然の恵み、季節の巡りに感謝!
さて、1年に1回のヒメコマツの計測日が近づいてきました。
ヒメコマツの計測を通して少しでも植物を身近に感じられたらと思います。
計測日は、2023年10月5日(木)午前中に行います。
興味のある方は、計測日の当日、さわやかちば県民プラザ総合受付の裏手にある当センターへ直接お越しください。
ヒメコマツの保護・回復のために、ヒメコマツに対する理解を深めていただくとともに、ヒメコマツの絶滅のリスクの分散にご協力いただきたいと考えています。
一番下の枝が枯れてきたので切りました。
切った断面から出た樹液、ヒメコマツのいい香りがしました!
切った枝は、そのままヒメコマツの木の下に。
落ち葉も枯れた枝もまた土に還ります。
自然のつながりは目に見えにくいですが、ゆっくりと循環しています。
さわやかちば県民プラザ主催の【高校生のためのボランティア体験講座】の受講生と、インターンで参加の千葉県保健医療大学の学生がヒメコマツの看板を描いてくれました。作成時間は30分です。
自ら描きたいと集まった7人、彼らのボランティア精神とセンスに感動しました。
本日、新しい看板に張り替えました。時期を見て順に張り替えていきます。
ヒメコマツの隣にネジバナが咲いていました。花が茎の周りに螺旋状につき思わず見つけると、不思議に思い足を止めてしまいます。万葉集にも詠まれた花のようです。
令和5年の春 たんぽぽの種がたくさんついていて、つつじの花もきれいに咲いています。
ヒメコマツの写真を撮っている時、「ずいぶん大きくなったね!」 と散歩途中の方が足を止めて声かけてくださいました。県民の皆さまに見守られながら育っています。
植えたばかりの時の樹高は60センチ程でしたが、今年は新芽も伸びて125センチ程に成長しています。
千葉県自然保護課 生物多様性センターのヒメコマツ系統保存サポーターとして、さわやかちば県民プラザ施設内に植樹して5年が経ちました。
ヒメコマツはゴヨウマツというマツの仲間で、名前のとおり葉が5つに分かれていることが特徴です。
房総半島のヒメコマツは、約1万年前まで続いた氷河期の生き残りであると考えられており、他の地域と比べて低標高で温暖な地域に分布していることや、近隣のヒメコマツの生育地から地理的に孤立していることなどから、学術的に重要な集団として注目されてきました。しかし、近年は松枯れ病や風水害によって数を減らしており、現在では房総半島の野生のヒメコマツは70本程度になっています。
ヒメコマツ分布域は、東京大学千葉演習林、国有林、県有林にまたがっています。
平成20(2008)年度に、県自然保護課が事務局となってヒメコマツ保全協議会が発足し、これらの関係者が協調して保全活動を行っています。
詳しくは、生物多様性センターのホームページでご覧いただけます。
令和5年1月 年明けの千葉県の絶滅危惧種ヒメコマツです
幹が折れた部分より上側の葉っぱの色が気になったので、乾燥から守るために藁で幹をまきました。
冷たい風が吹く中、作業している時に、散歩中の方が話しかけてくれました。
昨年度の折れたヒメコマツをご存知で、「どうしてそんなことになるのかしら~」と、そして、「ずいぶん大きくなったよね、通るたびに見てるよ」と話してくれました。
見守ってくださる方と直接お話できて、ほっと、心が温かい気持ちになりました。
寒い冬の時期、春がくるまでじっと耐える植物たち、お日様の光がうれしいです。
10月4日(火)、樹高の計測を行いました。
千葉県生物多様性センターへ報告した樹高は、145センチです。
幹が折れてしまい心配しましたが、元気に育っています。
ヒメコマツは元気にすくすくと成長しています。
ヒメコマツの看板は、昨年度の「高校生のためのボランティア体験講座」に参加した高校生が作成してくれました。(2021年9月25日ブログ参照)
しかし、その看板は残念ながら風に飛ばされてしまい、再度設置することが難しかったため、新しく作成したものを現在は設置しています。
9月6日から千葉県庁インターンシップとして来ている、大学3年生のSさんから感想を聞きました。
「私はヒメコマツを見るのは初めてだったのですが、まだこじんまりとした姿がとても可愛らしく、愛おしく思えました。一年前に折れた幹も回復しているようなので、このまますくすく成長してほしいです!」
伸びています。支柱を超しました。
葉っぱは緑、元気に成長しています。
下の写真は、1年前に幹が折れていて、手当した部分です。(2021年7月24日ブログ参照)
暖かくなり、急に伸びてきました。お日様に向かって、真っすぐ!
雑草たちも、どんどん伸びています。
近くには在来種の日本たんぽぽかな、と思われるたんぽぽがたくさん咲いています。
たんぽぽの根を使った「たんぽぽコーヒー」ご存じですか?「たんぽぽ茶」とも言うようです。
手作りして飲んでみたら、コーヒーというか、お茶という感じでした。
麦茶のような、土っぽい感じの味がします。意外と美味しい!!
松の葉茶もありますね。ヒメコマツで作ったらどんな味なのか、試してみたくなります。